コロナ禍で半年延期から 大阪タクシー協会 臨時総会
任期満了に伴う役員改選 新理事45人(事務局3人)承認
坂本栄二会長再選、坂本篤紀氏を5人目の副会長に指名
2020年12月15日付・ 第506/211号
【大阪】大阪タクシー協会は12月11日、大阪市中央区の「マイドームおおさか」で臨時総会を開いた。新理事候補45人(うち新人理事9人、事務局理事3人)を承認、新会長を選出する理事会で、会長に坂本栄二・日本タクシー社長を再選した。
坂本会長は副会長に古知愛一郎・梅田交通社長、照屋勝晴・ナショナルタクシー専務、齋藤憲司・南和タクシー社長、高士雅次・都島自動車社長を指名、空席が続いていた5人目の副会長に坂本篤紀・日本城タクシー社長(前広報サービス委員長)を指名した。
常任理事は後日、各専門委員会を開き、委員長を選任した上で確定させる。事務局理事から専務理事に井田信雄氏を再任、常務理事には黒田唯雄氏、居島伸一氏を新任した。 また、最高顧問を薬師寺薫・関西中央グループ代表、三木源一郎氏、坂本克己・日本タクシー会長、関淳一・東洋タクシー社長、三野文男・商都交通会長に委嘱、顧問は中塚清・岸和田交通会長、山田健・太平タクシー社長、谷昇・大阪トンボ交通会長、金子誠二・東亜交通会長に委嘱した。
坂本栄二氏は、会長2期目の抱負として「新しくこの6人でこれからの協会運営を行っていく。先ほどの理事会で、もう一回、継続してやれというご指名をいただいた。ひじょうに私自身、力不足だと感じているが、この難局を、一致団結して一枚岩となって乗り切らなければならない。そのために、私は微力だが、皆さんのお力添えをいただきながら、協会運営をやらさせていただきたい。
いろいろな難問を抱えているタクシー業界だが、新しく9人が新理事となった。その意味では、新しい血が入ってきた。我われとしては、活性化を進ませる材料をいただいた。いろいろな形で進化を遂げるため、議論を戦わせ、この難局を乗り切らねばならない。これからも頑張っていくので、正副会長に応援をいただきたい」と述べた。
坂本篤紀氏は副会長就任にあたり、「どんな組織でも協会でも、ビジョンがないといけない。これからそれを、いかに示していくかだ。メリット、デメリットと言うが、それは夢であったり、方向性というものは、お金がかかって実入りのないものだ。それを協会は担っていかなければならない。啓発活動にしてもそうだ。見えない敵、見えてる敵があるが、大阪メトロは見えている敵だ。それは排除しなければならない。見えない敵は、現政権に潜んでおり、それらを倒していかねばならない」などと抱負を語った。
写真:上=再選あいさつをする坂本栄二会長
下=左から、坂本栄二・日本タクシー社長(会長・再任)、古知愛一郎・梅田交通社長、照屋勝晴・ナショナルタクシー専務、齋藤憲司・南和タクシー社長、高士雅次・都島自動車社長(副会長・再任)、坂本篤紀・日本城タクシー社長(副会長・新任)