全国個人タクシー協会近畿支部
令和2年度第2回幹事会 新役員を選出
濱本支部長が2期目の舵取り

2020年7月1日付・第491/196号

【近畿】全国個人タクシー協会近畿支部・令和2年度第2回幹事会が6月25日、大阪市天王寺区の「全大阪個人タクシー協同組合ビル」で開かれた。当日は、近畿支部役員の選出等が行われ、濱本民夫支部長(先の代議員会で承認、大阪・全大阪個人タクシー協同組合、再)の他、副支部長に小野高明氏(京都・全京都個人タクシー共済協同組合、新)、前野博司氏(兵庫・神戸個人タクシー事業協同組合、再)、専務理事に川尻龍美氏(大阪・全大阪個人タクシー協同組合、再)、常任幹事に桐原昌明氏(事務局、再)を選任した。

また、全個協への支部代表者・委員会委員への推薦は、支部代表者会議委員に小野高明氏(新)、総務委員会委員に信岡弘二氏(大阪・全大阪個人タクシー協同組合、新)、小野高明氏(新)、安全・サービス委員会に藤川昭一氏(大阪・阪南経友会、再)、新竹康宏氏(兵庫・全兵庫個人タクシー事業協同組合、再)、教育・調査委員会に久保健治氏(大阪・大阪個人タクシー連合会、再)、前野博司氏(再)を選任した。

個人タクシーの譲渡譲受を75歳以上にも認めよう要請していることについて、濱本支部長は「最初は、75歳以上の譲渡譲受には、東京は興味がないように思われた。国交省を相手にけんかをするようになるということだったのだろう。東京で秋田会長が、75歳以上の譲渡に言及した。これまで、東京が譲渡譲受の改革に本腰を入れなかったのは、譲受者のリクルートをしていなかったからではないか。大阪の場合、譲受者が多いのは、法人事業者とのお付き合いをしてきたからだと思う。ただ、個人タクシー事業者になる人は、真面目で一生懸命仕事をする人でないといけない。

全国各地に、必ず個人タクシーになりたいという人はいる。若い人に後継者を探してもらうようお願いする。今、政府系金融機関は個人タクシーの開業資金として250万円でも貸すと言っている。若い真面目な人に個人タクシーを引き継いでいってほしい。秋田隆・全個協会長は新型コロナウィルス感染拡大の影響を理由に定年を2、3年引き伸ばしてほしいとしているが、財産を切り崩したくないという考えもあるのかもしれない。大阪の個人タクシー事業者の52%が定年制施行以降の人たちだ。私は、最低でも80歳まで伸ばしてほしいと思っている。これは、皆で力を合わせてやっていきたい」と述べた。

写真:左から順に、小野高明・副支部長、濱本民夫支部長、前野博司・副支部長、川尻龍美・専務理事