DiDiモビリティジャパン名古屋エリアでサービス開始
名古屋割で7580円クーポンの他 特別キャンペも実施

2019年8月11日付・第466/171号

名古屋エリアサービス開始発表の会場となった清州城を背景に、菅野副社長を中心に名古屋エリアでのDiDiアプリ運用事業者4人が囲む

【愛知】DiDiモビリティジャパンは7月31日から名古屋エリアで配車アプリによるサービス開始した。スタート時点で、第一交通産業グループ、二葉タクシーグループ、毎日タクシーグループ、柳木交通株式会社が参加した。

サービス開始から5日間、名古屋割として、DiDiアプリからタクシー利用した人に7580円のクーポンをサービスする他、アトラクション参加の戦国武将からの提案を菅野圭吾副社長が受け、愛知エリア限定のキャンペーンが行われた。特別キャンペーンとして7万5800円のクーポンを進呈するというもので、「DiDi籠みつけキャンペーン」として、8月3日、4日に名古屋市栄地区をオリジナルのDiDI籠が走り抜けた。これを見つけた人は、写真を撮り、SNS「#DiDI籠」を付けてアップして応募。応募者の中から抽選で、7万5800円のクーポンが進呈された。

菅野副社長は「暑い夏に向け、配車サービスの売上げを伸ばしたい。天候だけでなく、業界をもっと熱くしていきたい」と述べ、直近の状況と新規サービスを発表した。菅野氏は、「従来の配車アプリは表面上はアプリだが、裏側は配車センターを通して行われており、電話による配車依頼と大きく違いはない。なので、乗るまで、呼ぶまでに時間がかかる状況になっている。我われは一切、人を通さず、AIを使ってユーザーとドライバーを結び付けて最適化を行い、短時間で乗れるようにし、次回の乗車に反映させる。AIで、需要予測ができるようになる。この精度が上がってくる。タクシーが不足しているエリアにドライバーを回すことができるようになることで、効率的な売り上げ上昇も期待できる。失敗や欠点を見出して、より良い方向に向けていくことができるというように考えている」「今、8都市にエリアを拡大した。広島、北海道、福岡と6、7月にエリアを拡大した。つい先日、青森をスタートさせた。この勢いを熱い夏に向け、さらに拡大させていきたい」と直近の状況を説明。

さらに「各地域で、さまざまなマーケッティング拡大活動をさせていただいているおかげで、タクシー配車アプリの中で、ダウンロード数がナンバーワンで推移している。伸びているのは、地域拡大、マーケッティング活動、各地域のタクシー事業者の協力で、いろいろな形でサービス向上をさせていただいているおかげもあり、今、こうした形でナンバーワンとなっている。DiDi導入で、タクシー事業者にどのくらいの効果をもららすのか。各地でタクシー事業者の皆さんといろいろな情報交換を行い、改善を重ねてきた。ベテラン運転者と新人運転者で、DiDiを専用で利用して時間が経過すると、ベテラン運転者の売り上げが伸びるという効果が見えてきている。これを各地に広げ、タクシーの売り上げ上昇に貢献できれば、と思っている。タクシーはあるけれども、車庫に眠っているという形がなくなり、稼働率、実車率が上がり、さらに若い人が来るという好循環ができつつあると実感している」とした。新発表として「本日のサービス開始を記念して、名古屋割を本日から5日間、クーポンコードをアプリに入力していただいた人に7580円のクーポンを利用できるようになっている。名古屋も含めて全国で、8月上旬からポイントプログラムを導入する。オレンジ、ゴールド、プラチナのランクがあり、そのランクに応じてポイントを還元する。そのポイントをクーポンに還元して、どんどん利用していただく。アプリ事業者が横展開するのは我われが初めてだと思う。飛行機のマイレージプログラムと同じような形のサービスだ」と説明した。

写真:名古屋エリアサービス開始発表の会場となった清州城を背景に、菅野副社長を中心に名古屋エリアでのDiDiアプリ運用事業者4人が囲む