三野氏、坂本氏に続き大阪自動車会議所会長
3日前の大タ協通常総会で会長続投決まり決意新た
70周年行事開催時の会長として思いを馳せる
2016年6月21日
【大阪】(一社)大阪自動車会議所は6月20日、大阪市福島区の「ホテル阪神」で第69回定時社員総会を開き、任期満了に伴う役員改選で、坂本克己会長(前大ト協会長)が退任、三野文男・大タ協会長が後任会長に就任した。三野氏は「大役を仰せつかり身の引き締まる思い。責任の重さを痛感する次第だ」とし、在任中に創立70周年を迎えることに思いを馳せた。
三野氏は6月17日、大阪市内で開かれた第36回大タ協定時総会の所信表明で、元経理部長が2億1千万円余りを横領した事件を最後に挙げ、会員への負担を求めずに窮屈な運営になるが、ほぼやっていけるという見通しを示した。
任期満了に伴う役員改選で42人の新理事を選出。役員選定理事会で三野氏再選が全会一致で決まったかに見えたが、三野氏は先の理事会で辞任したことを理由に会長続投を強い決意をもって「固辞」。
このまま時間切れかと思われたが、責任論で追及した薬師寺薫・最高顧問理事を含め、旧執行部派・反旧執行部派による入り乱れた説得もあり、定款により暫定的に旧執行部の継続が迫る、時間切れギリギリで会長続投を受理していた。