東京・日本交通、業界初のアンガ―マネジメント
全米の教育機関、企業、スポーツ界で幅広く導入
研修通じ運転者のイライラ運転防止など役立てる

2014年11月1日付ファクス速報

【東京】日本交通(東京都北区、川鍋一朗社長)は11月1日、東京都中央区の同社銀座営業所で、乗務員を対象にした「アンガーマネジメント」研修を実施した。

タクシー業界では初めて。「アンガーマネジメント」は、1970年代に米国で開発された、怒りの感情とうまく付き合うための感情理解教育プログラムで、現在では、全米の教育機関や企業、スポーツ界等で幅広く導入されている。

同社では、景気が上向き、年末年始のタクシー・ハイヤーの利用機会増加が予測される一方、景気回復に伴う道路交通渋滞等が予想されることから、乗務員の冷静な判断、対応による、さらなる安全運行、快適な車内空間づくりが必要と考え、実施に至ったとしている。

当日は報道陣が見つめる中、(一社)日本アンガ―マネジメント協会の安藤俊介・代表理事を講師に招き、利用者の感情の変化への対処法や乗務員自身の感情のコントロール技術を、意見交換ワークショップ、「怒りのタイプ診断」テスト、ロールプレイング等を通して指導が行われた。