JR大阪乗り場移転検討事項まとまる
5月大型連休明けにも 着工の構え
2014年3月17日付・第289号
【大阪】協議会発足から1年余りが経過したJR大阪駅東側の南口改札口前タクシー乗り場から西側の桜橋口改札口前へのタクシー乗り場・待機場移転問題で、事務局の大阪運輸支局はこのほど、これまでの論議から検討事項をまとめた。5月大型連休明けまでを目途に協議会を再開して合意を取り付け、桜橋口前の新乗り場・待機場設置工事をスタートさせたい考え。
まとめられた検討事項によると、労働団体がタクシー乗り場移転の最大の妥協点としていた公衆トイレ存続については、管理者の大阪市から存続不可能とする回答があった。また利用者利便を考慮した降り場の設置として、労働側は駅改札口に最も近い、「ホテル・グランヴィア大阪」西側に西から東へと抜ける一方通行道路駅側の設置を要望していたが、当初の青写真通り駅改札口まで遠いホテルグランヴィアからの出口となる四ツ橋交差点からの進入口東側に設置される。
タクシー待機場への進入方法については、空車は左折入場のみとし、待機場入口に大タクセンの警備員を配置(8~21時)し、進入可能時に合図する。タクシー待機場(50両待機可能)に誤進入した一般車両等の退出のため通過レーンを最右列に設け、一定期間経過後、問題がなくなれば通過レーンをなくし待機車線に切り換えることなどを検討するとしている。から乗り場までの横断歩道上の上屋設置や標示方法、JR2未承認タクシーへの対応と不正対策などが盛り込まれている。
ただ、供用開始後1年は市バスは2列6両分のスペースを使用。このほか、駅改札口ら乗り場までの横断歩道上の上屋設置や標示方法、JR2未承認タクシーへの対応と不正対策などが盛り込まれている。
事務局ではまとめに対する業界関係者からの意見を踏まえ、4月中旬から1カ月の間に協議会を開き、桜橋口前の新乗り場・待機場設置工事をスタートさせ、今夏中に供用を開始させたい考え。