次世代タクシーはLPガスHV
トヨタ・JPN‐TAXIコンセプト車に熱視線
2014年1月1日付・第280号
【大阪】第8回大阪モーターショーが昨年12月20~23日、大阪市住之江区の「インテックス大阪」で開かれ、30万4千人余りが入場した。タクシー関係ではトヨタ自動車が開発中のLPガス・ハイブリッドエンジンを搭載し、2018年の発売を予定している次世代UDタクシーのコンセプトモデルが展示された。
近畿のみならず、広範な地域の事業者が多数訪れ、カメラに収めていた。また(一社)全国LPガス協会・近畿LPガス連合会のブースでもLPガス・ガソリン・電気のトリプル・(R)ハイブリッドに改造されたトヨタ・アクアが展示された。
大阪トヨタによると、トヨタ自動車が開発中の次世代UDタクシーJPN‐TAXIを見に来たタクシー事業者ら関係者は近畿2府4県だけでなく、中部、北陸、中国、四国、九州各地区などの西日本各地にのぼり、それぞれに馴染みのディーラー名を挙げながら担当者の説明を熱心に聞いていたという。
滋タ協の関係者は「車椅子を後部ドアから乗降できるというので、実際にそのやり方を見たかったが、コンセプトモデルのため見られなかった。説明では、車椅子を横から乗せてから中で手動で回転させて固定するということだったが、車椅子を乗せた場合の乗車定員は何人になるのだろうか」と話していた。
今後、ユーザーと利用者の目線に立ち、細部に至る工夫と設計がどのようになっていくのか。全タク連・全福協は積極的に建設的意見を言い、反映させていかねばならない。