京都 高速タクシーが交通空白の網野に営業所進出申請
京タ協副会長会社 ウーバーの広がりに「待った!」
松田社長 ライドシェア台頭の予感に強い危機感


【京都】高速タクシー(松田有司社長、京都市伏見区、100両)は2月15日、京丹後市網野町に区域拡張と営業所新設申請を提出した。

  京丹後市網野町網野220ー1(整骨院に隣接)に設置し、3両の収容能力を持つ車庫を併設。配置車両数は2両。大阪の日本城タクシーは昨年11月12日付で網野町に区域拡張と営業所新設申請を行っていたが、名称を「網野タクシー営業所」とするなど、ほぼ同じ申請内容と見られる。松田社長は現在、京都府タクシー協会の副会長を務めている。

  松田氏はさる1月12日、京都市内のホテルで開催された京タ協など共催による「新春のつどい」で、つぎのように危機感を込めて語った。

  「1月4日から始まった通常国会でライドシェアなど、さまざまな形で議論されるのではないか。私自身、ライドシェアを止められるなら止めたい≠ニ思っている。しかし、郡部過疎地という名の下、今年手を揚げた市町村で導入されてしまうのではないか、とも思っている。

  そうなったとき、『都心部は違う。地方は住民の足が必要だから。都心部はタクシーがあるから不要だ』と言っても、一国二制度で、ライドシェアが本当に良いものだったら、タクシーは脅かされてしまう可能性が非常に高いと思ってしまう。『これは地方の話、過疎地の話だ』ということではなく、入ってこないのがベストだが、万が一京都に入ってきたとき、我われは何ができるのか、ということを今のうちから、さまざまなシミュレーションをしていかなければならない。

  今日の『京都新聞』に民泊の話が出ていた。昨年、京都市のMICEの人と話す機会があった。エアビーアンドビーが仲介業者だと思うが、そのとき京都市内で2000〜2500の民泊が確認されていたが、本日の新聞では1万を超えたという。1カ月でこれだけ増えている。そんな勢いで増えるのが、インターネットの怖さだ。本当に過疎地の問題なのだろうか。

  そうなったとき、行政は守ってくれないかもしれない、ということを考えながら進まないといけない」