東灘区渦ヶ森台と養父市のライドシェア等反対署名
各協会で取り組み全タク連へ輪を拡大の要請へ
近畿ハイタク協議会正副会長会議


【近畿】近畿ハイタク協議会(会長=三野文男・大阪タクシー協会会長)は2月2日、大阪市天王寺区の「シェラトン都ホテル大阪」で、正副会長会議を開いた。

  会合では、兵庫と京都からライドシェアを巡る動きの報告があった。神戸市東灘区の渦ヶ森台等で日本総研と神戸市がタイアップして行いたいとする「住民手動地域交通事業」については1月14日の神戸市側の説明を受け、業界側は「承服できない」と押し返して以降、平行線を辿っている。2月1日に吉川紀興会長に神戸市から「14日に示したスキーム通り、実証実験をやらせてほしい」との強い要請があり、歩み寄りは見られないままだ。また京丹後市ではライドシェア国家戦略特区を取り下げないまま、交通空白地の丹後町でウーバージャパンの協力で3月から地元NPO法人が運行主体となり自家用有償運送を始めることが、1月29日の第4回京丹後市地域公共交通会議で承認された。

  兵庫県では、神戸市東灘区渦ヶ森台問題の他、京丹後市同様、国家戦略特区でライドシェアを行いたいとする申請が養父市から出ているが、これらライドシェア絡みの動きに反対する署名がすでに1万件余りから集められている。これに呼応し、近畿ハイタク協議会として、全タク連にも署名を依頼することや近畿の各協会でも署名活動を行い、全国に反対の輪を広げることが申し合わされた。

  また1月29日、滋賀県草津市で開かれた県内5交通圏合同の準特定地域協議会で、昨年12月末に特定地域候補に選定された大津市域交通圏に関し、滋賀県タクシー協が地元協会員にアンケート調査を行ったところ、大津市域交通圏の事業者全員が不同意と答えたことから、今回も同意を見送ったとの報告があった。

  近畿運輸局の金指和彦・自動車交通部長は①安全の確保②自治体と仲良くして連携③インバウンドの観光需要をタクシーに取り込む――などを話した。