千葉の3交通圏 特定地域指定合意ならず
準特定地域の東京特別区・武三交通圏に隣接
東京資本と「千葉都民」の意識に配慮か

(2015年4月10日・速報記事)

【千葉】特定地域指定候補の千葉交通圏、京葉交通圏、東葛交通圏は4月10日、それぞれ準特定地域協議会を開き、採決の結果、3交通圏とも特定地域指定を否決した。

  3交通圏が位置する千葉県西部は準特定地域の継続が決まっている東京特別区・武三交通圏に隣接しており、住民の多くは「千葉都民」と揶揄されるベッドタウン。経済も首都圏・東京に大きく影響される位置にあり、「東京がくしゃみをすれば、風邪をく」地域だ。

  最近は東京の大手・中堅による買収もあり、運転者不足にもかかわらず、「減車すると財産が減る」と経営改善に二の足を踏む事業者が多く、中小の多い2交通圏は当初から準特定地域に留まることを前提にした地域協議会を目指していたという。

  全自交労連の松永次央書記長はこの結果に「情けない。我われは全国29の特定候補では少ないと主張していたのに、これでは規制改革会議に『それ見たことか』と笑われるだけだ。我われの運動も立て直しを図り、今後の巻き返しを検討する」と憤りを露わにした。