京タ協青年部会 スマホ翻訳アプリ研究
Voice Tra 4U
中国語はネイティブも「これはすごい」

(2015年8月1日付・第339号)

【京都】(一社)京都府タクシー協会青年部会は7月27日、京都市伏見区の「京都自動車会館」で7月度定例会を開いた。

  スマートフォン(iフォン)翻訳(無料)アプリについて、国立研究開発法人・情報通信研究機構・先進的音声翻訳研究開発推進センター・ユニバーサルコミュニティ研究員の内元清貴氏、藤田智子氏を講師に迎え、説明を聞いた。

  また当日は京都市のMICE担当者、京都運輸支局の井上景之支局長らも出席した。京都市のMICE担当者は、情報通信機構が紹介した「Voice Tra 4U」について「翻訳までのスピードが速い」との感想を漏らした。

  松田有司・京都府タクシー協会副会長は「外国人と最初に接するのはタクシー運転者」と述べ、外国語による会話ができない高齢運転者でも手軽に翻訳できるツールとして「すばらしいアプリ」とした。京都市のMICE担当者は、「間違いなく外国人旅行者は増えている」と語り、出席した青年部会員は口々に「今後も外国人需要は増える」との見通しを示した。

  京タ協経営委員長として出席した北川賢持・彌榮自動車常務取締役は「英会話ができる運転者には毎月講習を開き、スキルアップに努めているが、京都の観光案内ができる人となると、観光知識が必要になるので、20人程度」としているが、同アプりは欧米圏、アジア圏の計30カ国(地域)の言語を互いに瞬時に翻訳できる機能が備わっている。このため、「英語圏以外の外国人とスムーズなコミュニケーションが図れるのではないか」と期待を表明した。

  「Voice Tra 4U」が翻訳できる言語は、アジア圏ではインドネシア、ウルドゥ、シンハラ、ゾンカ、タイ、ネパール、ヒンディ、フィリピン、ベトナム、マレー、モンゴル、韓国、台湾、中国、日本。欧米圏では、アラビア、イタリア、オランダ、スペイン、デンマーク、ドイツ、トルコ、ハンガリー、フランス、ポーランド、ポルトガル、ブラジル(ポルトガル)、ロシア、英国(英語)、米国(英語)――の30カ国(地域)。日本語←→外国語の翻訳だけでなく、外国語←→その他の外国語の対応もできる。

  青年部会員として出席した長瀬浩二・八光第一交通営業所長は、「実際にアプリをiPadにインストールして中国人に聞いてもらったが、『これはネイティブが話しているようだ』と言っていた。よくできたアプリだ」と語った。