カローラ・LPガスハイブリッドが走る
次世代UDエンジン性能 時間かけテスト
JPNタクシー中枢部が東京・日の丸交通に

(2014年12月1日付・第316号)

【東京】日の丸交通(富田和孝社長)は11月24日から、LPガス・ハイブリッドエンジンを搭載したトヨタ自動車カローラ・セダン(アクシオ)の運行を始めた。れっきとしたタクシー車両として登録、無線番号も取得している。

  トヨタ自動車が2017年に生産・販売を開始する予定の次世代UDタクシー「ジャパン・タクシー」に搭載する1500ccLPガス・ハイブリッドエンジンの走行性能等のテストを行うための改造車両で、同社はメーカーの要請で6両を導入し、実際にタクシー車両として営業する際、技術面や耐久性等、問題はないかを確認するという。同車両を試験導入しているのは、今のところ全国で同社だけ。

  トヨタ・ディーラーによると、少なくとも今後、1〜2年テスト運行を行い、メーカーサイドで検証していく考えだという。 この車体はボンネット部分が通常車両よりも、3センチメートル程度、高原状に突き出ている。LPガス・ハイブリッドエンジン用の燃料電池を搭載するスペースを取ったためで、試験走行にあたってボディ改造を施した跡が見られる。車色は黒色。

  車内空間は、タクシー車両として普及しているガソリン・ハイブリッド車のプリウスよりも広く、後部座席も深くゆったりと腰掛けられる。

  トランク空間は通常の旅行者用荷物を横にして納められるだけのスペースを保つ。本紙記者は11月30日にこのタクシーに乗車したが、乗り合わせた運転者のマナーが良かったせいか、乗り心地も良かった。運転者に聞くと、「運行を始めて1週間ほどしか経っていないので、まだ正確なデータは出ていないが、これまでの個人的な感触としては、当社で使用しているガソリン・ハイブリッド車のプリウスよりも燃費はよいようだ。発進時は電池燃料が使われ、モーターが駆動するので、他のLPガス車に比べてスムーズで、その後の加速もよい。トルクがあるので、坂道の走行でもストレスを感じることはない」と語った。

  東京では普通車運賃(初乗り2キロメートル730円)だが、地方など中・小型の車種区分がある地域でテスト走行する場合は小型車の運賃表示となる。