大阪タクシー交通共済、創立30周年式典
永年功労表彰・計50人、近運局長ら祝福
サプライズ・ゲストに歌手の小柳ルミ子

(2014年10月11日付・第311号)

【大阪】大阪タクシー交通共済協同組合(藤原悟朗理事長)は10月8日、大阪市北区の「帝国ホテル大阪」で、創立三十周年記念式典と祝賀会を開催した。各界や行政、関係者ら約300人が一堂に会した。式典では、山田健・副理事長が開会の辞を述べ、この間組合に貢献した物故者に黙祷を捧げ、藤原理事長が式辞を述べた。

  また永年功労役員表彰(30年)として、薬師寺薫・最高顧問、関淳一相談役、三野文男相談役、藤原理事長が受賞。同10年表彰では、山田・副理事長、秋山泰男・副理事長、大岡信夫・理事相談役、木元淳司理事、小池史朗理事、清水一範理事、高橋昌良理事、福田充宏理事、永年担当役職員表彰(30年)として、多和洋祐氏(岸和田交通)、深井正夫氏(泉州金星タクシー)、永井浩氏(事務局職員)が受賞した。同20年表彰では、岸下義幸氏(新東宝自動車)ら12人、同10年表彰では、松田有司氏(高速タクシー)ら38人が受賞した。

  創立三十周年記念式典では山田・副理事長が「創立以来、組合発展のため、団結と共栄をモットーに今日の厳しい社会情勢に対処してきた。本日の栄えある式典を契機として、今後とも相互扶助の精神に則り、組合員に課せられた責務を遂行し、組合員一同、さらなる発展を期する所存だ。より一層のご指導、ご鞭撻を賜るよう心からお願いしたい」と開会あいさつ。

  藤原理事長は「当協同組合は、組合員の相互扶助の精神に基づき、交通共済業務を行うことにより、組合員の安定と社会的経済的地位の向上を図ることを目的とし、昭和59年5月、大阪陸運局長に設立認可をいただき、6月より業務を開始した。設立当初は、組合員数35社、3122両でスタートした。以来、交通事故防止対策、適正・迅速な査定処理ならびに内部の健全化を柱として、組合員の団結と共栄を合言葉に増強と拡大に努めてきた。その結果、今日では組合員数101社(エリアは近畿2府1県)、6500両を擁する組合に成長し、財務内容においても安定した基盤を確保するに至った。これまで成長できたのは偏に本日御列席いただいている皆様をはじめ、関係各位のあたたかいご理解とご指導、さらに理事をはじめ組合員の皆様の献身的なご尽力と組合員の皆様がたの大きなご支援の賜物と心より感謝を申し上げるとともに、敬意を表する。厳しい環境のもと、当共済組合は組合員の皆さんの経営の安定と安心に少しでも貢献できるよう、共済金額1億5000万円、さらにアンブレラ保険を採用し、1事故50億円までの保障という実質無制限保障に近い形を実現することになった。割引制度創設20%、30周年記念特別割引10億円等の事業を加え、30年間で57億円を組合員に還元し、経営の安定に努めている。今後とも、さらに事業内容の充実に努め、組合員各位の期待と社会的要請にこたえるべく、新たな決意で共済組合のさらなる発展を期する次第だ。皆さんには、一層のご理解とご協力をお願い申し上げたい。当共済組合の創立以来、ご指導、ご鞭撻、ご高配を賜った関係各庁はじめ、関係各位に心から感謝を申し上げるとともに、今後とも、変わらぬご指導、ご鞭撻を賜ることをお願い申し上げる」と式辞を述べた。

  永年功労役員表彰を受賞した関淳一相談役は、全受賞者を代表し、関係行政、関係者、組合員に対し御礼の言葉を述べ、「本日の受賞の気持ちを忘れることなく、新たな気持ちで交通事故防止、社会的使命達成のため、精励する所存だ」とした。来賓の土屋知省・近運局局長、大阪府警本部の岸田憲太・交通部長(代理で大仲良典参事官)、全国ハイヤー・タクシー交通共済協議会の川村泰利会長、(一社)大阪タクシー協会の薬師寺薫・最高顧問が祝辞を述べた。薬師寺氏は「共済もあれから30年、おめでとうございます。30年も経つと、生まれた時から現在まですべてを知っている人は、そんなにいなくなった。私もその一人であるし、藤原理事長もその一人であるし、関相談役も。数えるほどしかいない。私の会社もすべて共済の組合員だから、赤いバラでこちら側に座るということは、本日来るまで全然知らなかった。どっち向いて祝辞を言おうか、と考えた結果、これはせっかくの機会なので、会員の皆さんにどのように事故を減らすかを一生懸命していただくという努力をお願いして祝辞にかえたい。本日の30周年、本当におめでろうございます」と語った。

  続いて、会場を変えて開かれた祝賀会では、藤原理事長が祝宴あいさつを行い、来賓祝辞として、(一社)大阪タクシー協会の三野文男会長代理で、坂本栄二副会長が祝辞を読み上げた。

  また自民党大阪府支部連合会会長で衆院議員の竹本直一氏が「共済創立後の30年をみて、大阪が良くなったかと言うと、そうは感じない。これは大きな政治の課題ではないかと思っている。アベノミクスで大阪は良くなったか。今のところ、中小企業にはその恩恵が来ていない。株価は上昇しているが、円安になっている。国内において、新しいことが始まっていない。実利がなく、国内で仕事にありつくことができていない。政府が音頭をとって投資をしなければならない。その一つがリニア新幹線をできるだけ早期に引っ張ること。31年かかるとしている。その半分にしてほしいとしているが、まだまだ行政が及び腰だ。東京〜大阪間が1時間で結ばれるようになると、東京でも大阪でも同じようになる。もっと大阪に人、モノ、金が集まる。人が増えれば皆さんの仕事も忙しくなる。もう一つはカジノ。問題はあるが、全国20カ所が手を挙げているが、大阪がいちばんいい。ラスベガスの広さに比べても、大阪・夢洲地区の広さはひけを取らない。景気が良くなれば、皆がしあわせになる」とした。

  滝口敬介・大阪運輸支局長が乾杯の音頭を取って祝宴が始まった。途中、サプライズ・ゲストとして、歌手・小柳ルミ子が登場。30分の歌謡ショーが行われた。