東京五輪決定の歓喜 続く余韻
全タク連  9月 正副会長会議

(2013年9月16日付・第268号)

  【東京】全タク連は9月11日、東京・千代田区の「自動車会館」で、正副会長会議を開いた。

  田端浩・国交省自動車局長が局長就任のあいさつをした。

  冒頭、富田昌孝会長は「2020年のオリンピック開催が東京に決まった。オールジャパンとして何をしていくのか。皆さんと相談しながらやっていきたい。東京ハイタク協会で特別委員会をつくり、オリンピックが終わるまで対応していく。国内外の人たちに、(アルゼンチン・ブエノスアイレスのプレゼンで滝川クリステル氏が言っていた、)東京のタクシーは世界一という評価を確認していただけるように東京の事業者には頑張っていただきたい。来訪者は地方に旅行に行くと思うので、全国で世界一と言われるよう、全タク連としても頑張りたい」と述べた。

  田端局長は「タクシーの置かれている状況をあらためてしっかしりと受けとめ、キチンとした対応をしていきたい。わたしは旅客課長時 代やビジョン委員会で、タクシーはドアツードアの究極のサービスだと思う。タクシー好きで、手を挙げてすぐに乗ってしまうほどだ。わたしも滝川クリステル氏のプレゼンをテレビで見ていて、東京のタクシーは世界一という言葉に本当に感激した。このプレゼンの情報源は何なのかと旅客課で調べると、トリップアドバイザー(旅行者の評価を集めているところ)があり、そこでタクシー運転者が極めてフレンドリーであること、タクシーサービスの質(清潔さ、配車など)が東京が一番だ、ということになっている。オリンピック開催の2020年には多くの人が日本を訪れる。お台場地区に競技場が集中するが、ここへの鉄道アクセスが足りないため、バス、タクシー、マイカーが使われることになる。この辺を今後、どうキチンとしたものにしていくかが、政府・東京都の課題になっていく。全タク連と問題意識を共有してやっていきたい。もうひとつ、パラリンピックも開かれる。全タク連で取り組んでいるUDタクシーが本当に重要なところとなると思うので、いろいろな意味で評価していかなければならない。皆さんと相談しながら進めていきたい。アベノミクスで上向きになってきているところがあるので、良い環境に向かいつつあるが、まだまだ厳しい環境だ。タクシー特措法の取り組みも着実に進み、一定の効果が現れているが、まだまだ厳しい状況と認識している。今後もいろいろな取り組みが重要となってくるので、行政としてもしっかりとした取り組みをしたいと考えている。課長時代、誠心誠意、タクシー関係の仕事をしてきた経験を生かし、今後自動車局としてより実効性のある仕事をしていきたい」と述べた。

  このほか、9月6日の近畿ハイタク協議会・正副会長会議で確認された高齢運転者に支給されている老齢厚生年金について、運転者の労働意欲を高めるために給与額に応じて調整せず、受給年齢から全額支給するよう求める要請書について、藤原悟朗・近畿ハイタク協議会会長と足立堅治・専務理事が説明し、全国的な運動にするよう訴えた。これに対し、名古屋の森博一氏などが賛成の意を表した。全タク連の各務正人理事長は「要請書は受け取った」と述べた。