ゆりかごタクシー研修
滋賀運改後サービス向上目指す

(2013年9月2日付・第266号)

  当日は午前、午後の2回研修が行われ、彦根タクシー、滋賀第一交通、滋賀タクシー、大津第一交通、長浜タクシー、守山タクシー、近江タクシー、伊香交通、琵琶湖タクシーの9社59人が参加し、配車オペレーターと運転者を対象に、妊産婦のタクシー利用に関する基礎的な知識や心構えなどを学んだ。

  琵琶湖タクシーが提供した2両のタクシーを使い、県庁敷地内の屋外で模擬乗車など実践的な演習を行った。 講演は、導入編として「妊産婦さんのタクシー利用に関する検討会検討結果について」、実務編として「タクシーの運転手さんに妊婦さんの支援をしていただくために」「赤ちゃんとお母さんを守るために」「オペレーター用配車マニュアル、乗務員送迎マニュアル等」、実践編として 「演習・模擬乗車等」――が行われた。

  演習では、妊産婦役を務める人と運転者に分かれ、チューターの注意を聞きながら実際に妊産婦が乗車する際の心構えや要点を学んだ。研修終了後、修了式が行われ、ゆりかごタクシー会社の認定と同時に配車オペレーターと運転者に修了証が授与された。
  第3、4回の実務研修は9月5日。9月中旬からゆりかごタクシーの利用申し込みが始まり、10月上旬、出発式が行われる予定。

  高橋委員長は研修終了後、講評で「妊産婦三の気持ちが分かっていただけたと思う。10カ月の安心を皆さんで手に入れてほしい。優秀な成績で大成功だった」と述べた。

  九州・下関のグループ会社で同様の「ママサポートタクシー」を始めた大津第一交通の山下美弘社長が事業者を代表して認定証を授与された。
  山下氏は本紙の質問に「滋賀では協会が所属する検討会に合流して行う。滋賀では初めてなので、少しでも多くの妊産婦さんに利用してもらえるよう、オペレーター、運転者と協力して頑張りたい」などと抱負を述べた。

 関係者は口々に「始まってからの6カ月が勝負。利用の多い事業所では、つねに緊張感をもって対応できるが、利用が少ない事業所では、オペレーターが慌てて対応することになりかねない。そうならないように、利用の配分に考慮する必要があるのでは」との意見が出ている。
  運賃改定実施後、サービス向上が至上課題となる中、利用増に期待がかかる。