再規制でなく新しいルール
戸崎 早大教授が大阪の講演会で指摘

(2013年8月26日付・第265号)

  再規制と言うと、以前と全く同じ規制が戻ってくると思われがちだが、そのようなことはない。市場は常に動いているから、規制のあり方は、常にそれによって変わってくる。

  残念ながら、市場は性善説ではうまくいかないので、規制は必要だ。ただ、それが表面的に現れて来ないから、競争が全面的に是認されるような状況になっている。

  どのような問題があるのか。もっと他人に分かりやすいように訴える必要がある。だから、いま求められるのは説明能力。どのようにして分かりやすく、いろいろな機会をとらえて訴えていくのか、という視点が必要ではないのか。

  だからこそ、新しいルールに応じた新しい監査体制が必要となる。
それは、行政に頼るのではなく、業界としていかに機能させていくのか。今までなら、最後に行政にお願いするという形をとったが、現在のように限られた人数と予算の中、従来のように行政に委ねるのは無理だ。

  われわれは、自衛手段をもっと考えていく必要があるのではないかと思う。業界のイメージ向上のため、女性運転者を採用したり、想像力が欠如している社会で、われわれの厳しい待遇をもっと分かってもらえるよう努力をすることが必要。

  労使が垣根を超えて取り組んでいかねばならない。互いに世論を結集させて、早く事業法を成立させることが必要だ。